三国志 Three Kingdoms 第83話 感想

三国志 Three Kingdoms

 第83話 白帝城に孤を託す

 

とうとう劉備さんがお亡くなりになりました。

 

自分が死んだ後のことを丞相である諸葛亮に託す劉備

 

しかも、世継ぎの劉禅が大業を成す器でなかったら、

諸葛亮が取って代わるようにまで言い出します。

 

第81話の孫権陸遜の絆が深まるシーンは感動的でしたが、

今回の劉備諸葛亮の信頼関係が伺えるシーンも良かったです。

 

人生で、これだけ強い信頼関係を誰かと築けたなら

それってとても幸せなことだろうなと思います。

 

人が本当の意味で幸せを感じるのって、

人との繋がりを感じられるとき、

言い換えれば、誰かとの一体感を感じられるときだと言われてます。

 

どれだけ出世しても、

どれだけお金持ちになろうと、

どれだけ彼女や奥さんが美人でも、

人との深い信頼関係のないところに真の幸せはありません。

 

それこそ皇帝となって、

世の中を自分の好きなようにできるチカラを

手に入れたとしても、

本当に自分を信頼してくれる人や、

本当に自分が信頼できる相手がいなかったら、

ただただ虚しいのではないかと思うのです。

 

じゃあどうすれば人と深い信頼関係を築くことができるのか。

 

それを諸葛亮陸遜から学ぶとすれば、

自分の利益よりも、誰かの幸福を優先できることではないでしょうか。

 

諸葛亮は決して

自分の知識をひけらかして優越感に浸ることもなければ、

功を立てて出世しようとも思いません。

ましてや劉禅から帝位を奪おうなんて考えません。

 

ずっと劉備が大業を成さんとするのを

側で支えてきました。

 

そして陸遜もです。

陸遜くらい優秀だったら、

蜀や魏に行っても重宝されるはずです。

 

わざわざ敗色濃厚な軍の司令官にならずともよかったのです。

 

でも陸遜は自分の栄達よりも、

孫権を支え、呉を救う道を選びました。

 

2人とも、自分の利益よりも

他者への貢献が勝るのです。

 

 

諸葛亮陸遜のそういうところ、

自分も見習いたいなと思ったのでした。

 

今日は以上です。