三国志 Three Kingdoms 第84話 感想

三国志 Three Kingdoms
第84話 出師の表

 

曹丕さんが亡くなりました。

 

その間際に曹丕から軍権を授かるも、

曹丕のあとを継いだ曹叡によって辺境の地に

飛ばされることになった司馬懿

 

都にいても自分は殺されるだけだから、

むしろこれが自分の望んでいた形なのだと喜ぶ司馬懿さん。

 

めずらしく感情を表に出していて、

なんだか可愛かったです。

いや、司馬懿さんはいつでも可愛いですけど。(なに目線)

 

このドラマを見ていて思うのは、

曹丕司馬懿を重用すると決めたのなら

渋らずにさっさと軍権を預けていればよかったのではないだろうか

ということです。

 

疑うなら用いない、用いるなら疑わない。

 

みたいなことを曹操が確か言ってましたが、

曹丕は疑いなら用いていたわけですよね、司馬懿のことを。

 

うん。曹丕は腹が決まってなかったように思います。

 

もし司馬懿に裏切られて滅ぶなら、

自分はそれまでの器だったのだと

腹をくくって、司馬懿を重用していれば、

結果は違ったんじゃないかなと。

 

ドラマの中だけでなく、

実際、この腹を決めて生きるってとても大切だと思うのです。

 

腹が決まっている人は、

もうオーラが違います。

発する声も違います。

 

この人なら(どんな大きな仕事でも)やってくれそうだな

とまわりの人間に思わせるような、

そんな空気感を放っています。

 

不思議な話ですが、

現実が動くときって、先に空気感が出来上がっているときなのです。

 

景気がいい、景気がわるい

 

といいますが、

これは、空気感が作り出している

といっても過言ではありません。

 

世の中の人たちが、

「今は好景気だ」と思えば、

そういう空気が出来上がって

沢山お金を使うようになりますし、

その結果として本当に好景気になります。

 

逆に、「今は不景気だ」と思えば、

財布の紐が堅くなり、

お金が世の中を循環しなくなり、

結果として本当に不景気になるのです。

 

そう、実は世の中は空気感で動いているのです。

 

空気感を作り出せる人は、

現実を動かすチカラがある人です。

 

そして空気感を作り出せる人というのは、

腹が決まっている人なのですね。

 

言い換えれば、「覚悟」がある人です。

 

じゃあ、覚悟がある人ってどんな人でしょうか?

 

それは、自分が傷つくこと、損すること、負けること、

を恐れない人です。

 

「最悪、刺し違えてでも成し遂げる!」

と堅く決意している人です。

 

 

もし曹丕さんも、

自分が裏切られることを恐れず、

司馬懿ともっと関係性を深めていたら、

司馬懿をもっと重用していたら、

生きている間に大業を成せていたかも知れませんね。

 

というわけで今日は以上です。