英語の雑学「“Money”の語源」の話
英語で「Money」と言えば、
ご存知「お金」のことですよね!
実はこの“Money”と共通の語源を持つ単語がもう一つあります。
聞けば誰でも知っている単語なんですが、
ちょっと意外な単語です。
なんだかわかりますか??
実は―Monster―なんですね!
Monster、日本語で言えば「怪物」なわけなんですが、
この“Monster”と“Money”は共通の単語を語源としています。
それがラテン語の「moneo(モネオ)」という単語です!
“moneo”とは「忠告する」という意味なのですが、
なぜ「お金」と「怪物」の語源が「忠告する」なのかというと、
この理由が実はちょっとだけ興味深いんです!
あくまで、ちょっとだけね(笑)
ちなみにその理由を友達にクイズで出したら、
「お金は扱いが難しい(=モンスター)から、お金を沢山持つ人に忠告が必要」とか、
みたいなことを言ってたのですが、
そういう意味ではありません。
なぜ「お金」と「怪物」の語源が「忠告する」なのか。
それを理解するためのキーとなるのが
ローマ神話の主神ジュピターの妻である女神「ユーノー(Juno)」です。
このユーノー(Juno)とは女性の結婚生活を守護する女神であり、
それに関連してある役割を担っていました。
それは、簡単に言えば、
「結婚する男女についてあれこれと忠告する(moneo)」
という役割です。
実は結婚についての忠告(moneo)を担っていた
そのユーノーの神殿にあったのが、
いわゆる造幣局なんです。
つまりお金(Money)を作ってたわけですね。
それで「忠告」と「お金」が結びついてしまったというわけです。
そして神から人間の悪事に対して「忠告」し戒める存在が
「怪物」というわけで、
怪物(Monster)が忠告(moneo)を語源としているわけなんですね。
余談ですけど、
さっき出てきたローマ神話の最高位の女神ユーノー(Juno)は
英語で「6月」を意味する「June」の語源です。
よく、「6月の花嫁は幸せになれる」ということで、
ジューン・ブライドって言いますけど、
これは結婚の女神であるユーノーに由来してるわけなんですね。
というわけで今日はここまで!!