アドラーから学ぶ人間関係のストレスをなくす方法

僕はいま個人で独立してビジネスをやっているんですが、

そのビジネスで食べていける見通しがつくまでは

会社員として働いていたんですね。

 

二足のわらじだったわけですから、

会社が休みである土日はもちろんのこと、

会社の仕事を終えて帰宅したあとや、

あるいは会社の休み時間を使って、

自分のビジネスをコツコツ育てていました。

 

で、それってけっこうエネルギーを必要とするんですよ。

 

会社の仕事でヘトヘトになって帰って寝るだけ、

みたいな状態だと帰宅後に仕事なんてとてもできやしません。

 

疲れてヘトヘトっていうのは、

言い換えればエネルギーが枯渇している状態ってことなんですが、

どれだけエネルギーを余らせることができるか、

そしてその余らせたエネルギーを

どれだけ自分のビジネスに投資できるのか

というのが当時の僕にとって大きな課題でした。

 

それで、今日話そうと思ったのは、

このエネルギーの節約についてです。

 

といっても本気でエネルギーの話をし始めると、

あまりにも長くなり過ぎちゃうんで、

今日はとくに重要な1つのテーマについて話しますね。

 

そのテーマというのは――「課題の分離」です。

 

まずね、エネルギーをめちゃくちゃ消費するものに、

人間関係があります。

 

とくに人間関係のトラブルです。

 

この人間関係のトラブルを上手に回避することができれば、

余計なエネルギーを使わずに済みますし、

大きなエネルギー節約につながるんですね。

 

じゃあトラブルを上手に回避するにはどうしたらいいのってことですが、

そのときに必要な考え方が「課題の分離」なんです。

 

たとえば、勉強をしたがらない子どもがいるとします。

 

その親は勉強をしない子どもを塾に通わせたり、

家庭教師を雇ったりして

あの手この手で勉強をさせようとするんですね。

 

よくありそうな家庭の話ですよね。

 

そうやって親が子どもに干渉すること、

ここでは「課題に踏み込む」と言いますが、

課題に踏み込むことがあらゆる人間関係のトラブルにつながります。

 

ここで言う課題とは「勉強するか否か」ということなんですが、

勉強するか否かというのはあくまで子どもの課題であって、

親が干渉することではないのです。

 

 

ちなみに、その課題が誰の課題なのかを判別する基準があって、

それが、

「その選択によってもたらされる結末や責任を最終的に誰が引き受けるのか」

というものです。

 

最終的に誰が結末を引き受けるのか、

誰が責任をとることになるのかという観点から

その課題が誰ものなのかを判断します。

 

そうやってその課題が誰のものなのかを判断して、

他人の課題に踏み込まないようにすること、

そして逆に自分の課題に踏み込ませないようにすること、

それが「課題の分離」です。

 

そうやって課題の分離をすることで、

人間関係のトラブルはかなり減ります。

 

具体的にいえば、

他人にイライラすることがなくなりますし、

人間関係のストレスが大幅に減ります。

 

イライラとかストレスって、

めちゃくちゃエネルギーを食うんですよね。。苦笑

 

それが激減するだけで、

かなりエネルギーは節約できるはずです。

 

この「課題の分離」というのは

アドラー心理学の考え方なんですが、

ぜひ使ってみてください。

 

というわけで今日は以上です。

 

ありがとうございました!