ノウハウコレクターがグラタン野郎になるまで

以前の僕はいわゆるノウハウコレクターでした。

 

と言ってもその頃の僕は自分がノウハウコレクターに

なってしまっていることに気づいてなかったんですけどね。

 

そもそもノウハウコレクターというのは、

「勉強をするだけ」でその学んだことを

自分のビジネスや人生に活かさない人、

つまりインプット一辺倒で、

アウトプットをしない人ということです。

 

当時の僕は自分がセミナーや教材で学んだことを

ネット上(Twitterやブログ)で情報発信をすることで、

自分のやっているビジネスの集客に繋げようと思ってました。

 

そのビジネスというのはいわゆるネットワークビジネスだったわけなんですが、

自分の学んだことを「お役立ち情報」とか

「読んで共感できる話」に編集すして発信することで、

自分の価値観や生き方に賛同してくれる、

いわゆるファンというものを獲得しようとしていたわけです。

 

自分に共感してくれるファンを作って

そのファンの人達と一緒にビジネスしていこうって思ってたんですね。

 

そんな事情があって、

僕は自分が学んだことをSNSとかでアウトプットしていたわけです。

 

このアウトプットしていた、ということが落とし穴でした。

 

曲がりなりにもアウトプットしていたんで、

僕がノウハウコレクターに陥っていると気付かなかったわけですよ。

 

結論から言えば、

僕がやっていたアウトプットはもはやアウトプットじゃなくて、

ただの「コピペ」だったわけです。

 

セミナーで聞いたことや本で読んだことなんかを

そのまま書いていただけ。

 

あ、もちろん本当にそのままコピペしてたわけじゃないですよ。

 

ちゃんと自分の言葉に言い換えて発信してましたから。

 

でも、それでもやっていることは

本質的にはコピペと変わんないなって思うわけですよ。

 

なぜかって言うと、とてもシンプルで、

学んだことをちゃんと実践していなかったから。

 

これがね、もしちゃんとセミナーで勉強したことをビジネスに取り入れて、

実践した上でその結果を踏まえて情報発信しているなら、

それってちゃんとしたアウトプットになってたんですよ。

 

そこには自分の実体験があるわけですから。

 

学んだことを実践することがまずアウトプットだし、

その結果学んだことや良かったこと、

あるいは上手くいかなかったことなんかを

共有する形でSNSで発信していたら、

それは本当の意味で誰かの役に立っただろうし、

心から共感してくれる人もいたと思うんです。

 

でも、ただ学んだことをコピペして誰かに共有しても

その情報には血が通ってないわけで、

薄っぺらいものになってしまうんです。

 

例えば料理に当てはめてみるとわかりやすいかもしれません。

 

コピペっていうのは、

出された料理(インプットしたもの)を

そのまま誰かにあげるようなもんなんです。

 

もらったグラタンをそのまま友達に出すようなもんです。

 

それで実際自分はなにもやっていない。

 

ただのグラタンやろうです。

 

 

 

でもこれが「学んだことを取り入れて実践する人」だった場合に

どうなるかっていうとですよ、

その人からすると学んだ情報は「料理」ではないんですよ。

 

もうね、「材料」なんですよ。

 

「学んだこと」を材料だと思っているから、

どうやって料理したらいいのかってことを考えるわけです。

 

つまりね、学んだことをどう取り入れたら、もしくはどう使ったなら

さらに自分の成長に繋がるのか、

ビジネスは上手くいくのか、

人生は良くなるのか、

ってことを考えて実践するわけです。

 

学んだことそれ自体はジャガイモなんですよ。

グラタンだけじゃなく肉じゃがにもできるし、

コロッケにするのもありだし、

カレーにいれても美味しいし、

自分次第でいくらでも活用できるわけです。

 

ジャガイモ(学んだ情報)だけ誰かにあげるんじゃなくて、

自分で料理に使って(アウトプット)みて、

その上手くいったことや失敗したこともセットにして

誰かに提供したら実はもうそれだけでビジネスになっちゃいますからね。

 

 

ただ自分なりに編集して発信した情報なんて、

せいぜいグラタンに塩やマヨネーズ加えてるだけなんですよ。

 

たしかにいますよ。

グラタンをグラタンコロッケにする人。笑

 

それはそれで喜んでくれる人もいますけど、

結局は血の通ってない情報では、

本当に自分を必要としてくれる人は集まって来ないんですよね。

 

 

というわけで元グラタンやろうのアウトプットでした。