三国志 Three Kingdoms 第91話 感想

三国志 Three Kingdoms 第91話
第91話 諸葛亮、軍を返す

 

司馬懿の離間の計により、

諸葛亮成都に呼び戻されます。

 

司馬懿が書いた密書を李厳の甥が持ち帰り、

諸葛亮が実は司馬懿と通じていた。

だから、諸葛亮を呼び戻して

その真偽を確かめる、という筋書きです。

 

見たところ、李厳司馬懿の策略であることに

うすうす勘付きながらも、

これを劉禅に報告して、かつ諸葛亮を呼び戻すように

仕向けていた感じがあります。

 

結局、諸葛亮の身の潔白が明らかとなり、

逆に李厳は投獄されますが、

その牢屋の中で李厳諸葛亮

2人で話をするシーンがありました。

 

そこで李厳が口走ったことに、

筆者は違和感を持ったのです。

 

李厳諸葛亮に言うには、

国も民も疲弊し、内外も不安定になっているから

自分は北伐に反対なんだとのことなのです。

 

これって建前なんじゃないのかな、と。笑

 

だって、諸葛亮を罷免できそうってなったときに

李厳さんちょっと嬉しそうでしたよ。

 

そもそも李厳ってたしか、

劉備が呉を攻めたいと言ったときに、

税や徴兵のことで入れ知恵をして、

呉攻めを後押ししてましたよね。

 

なのに、今回、諸葛亮に対しては、

国や民のことを理由にして北伐に反対とか言い出す。

 

だから、どうしても、

諸葛亮に対して嫉妬しているため、

その諸葛亮を蹴落として、自分が丞相になることを

望んでいるように見えてしまうのです。

 

牢屋で話すときには、正直にそのことを

腹を割って話してほしかったところではあります。

 

その腹を隠して、

自分は国と民を案じているのだと

さも自分が忠臣であるかのように振る舞うのは

なんだか美しくないなと。

 

いや、李厳さんはもちろん忠臣なのだと思います。

少し悪口っぽくなりましたが、

決して李厳さんを悪くいいたいわけじゃないんです。

 

 

今回の話から学べることは、

仲間とは、早いうちから腹を割って話しておく。

腹を割って話せる関係性を築いておく。

そういうことが大切だなということです。

 

きっと諸葛亮李厳

もっと早くに2人で酒を酌み交わしていたら

違う結果になっていたんではないでしょうか。

 

今日は以上です。

 

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