カイロ・レンが光サイドに戻らなかった理由『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ネタバレ感想と考察

 今回の作品エピソード8『最後のジェダイ』を見てみておもしろいなと思ったのが、

エピソード6『ジェダイの帰還』との対比です。

 

『最後のジェダイ』では当初ラスボスかと思われていた

帝国の最高指導者スノークをカイロ・レンがあっさり倒してしまいます。

 

 

正々堂々ではなく不意打ちでしたが。笑

 

 

ですがここで興味深いことが起きます。

 

ジェダイの帰還』ではダース・ベイダーことアナキンが

ラスボスであるシディアスを倒し

ルークのいるライトサイドに戻ってきます。

 

しかし、『最後のジェダイ』ではスノークを倒しても、

カイロ・レンはレイのいるライトサイドに戻ってきません。

 

手を取り合おうとレイに提案しますが

それはあくまで自分と一緒に帝国を乗っ取り

自分たちで新しい世界を作っていこうという話でした。

 

なぜ、カイロ・レンはダークサイドの象徴であるスノークを倒しても

光側に戻ってこなかったのか。

 

それについて考察してみました。

 

ここで重要になってくるのが、

アナキンとカイロ・レン、2人がダークサイドに落ちた際の

師匠の対応です。

 

アナキンの師匠といえばオビ=ワン・ケノービですが、

エピソード3においてアナキンがダークサイドに落ちた際に

オビ=ワンは最後まで自分の弟子を光に引き戻そうと

必死にアナキンに訴えかけていました。

 

結果としてアナキンはダース・ベイダーとなってしまいますが、

自分がオビ=ワンから大切に思われていた記憶は

本人の気づかないところで大きな影響を及ぼしていたと考えられます。

 

一方でカイロ・レンの師匠であるルークですが、

前回でも書きましたが

あろうことか弟子を暗殺しかけてましたからね。笑

 

ここがカイロ・レンにとって一番のトラウマなんだと思います。

 

もうジェダイ(光サイド)なんて信じられねーよ、と。笑

 

そういったジェダイや光への不信感があったために、

スノークという闇を打ち倒してもなお

ライトサイドへは帰還できなかったのだと思います。