キングタムに学ぶ読者の興味を引き付けるテクニック〜キングタム第518話「戦地・リョウヨウ」を読んで〜

キングタム第518話「戦地・リョウヨウ」を読んで

気になった点があったのでそれについてちょっと小話を。

 

人間の脳ってある情報に小さな穴が空いてると、

それを埋めたくてモヤモヤするんですね。

 

それをここでは仮にモヤモヤポイントって呼ぶことにしましょう。

 

で、モヤモヤポイントを上手く使うと

相手の興味を引くことができるわけですが、

今回キングタム読んでそのテクニックが使われてたんですね。

 

2箇所あって、

ひとつが舜水樹についての情報で「北の遺児」と表現したところ。

もうひとつがリョウヨウの主力部隊を指して「リョウヨウ城に巣食う」

と表現したところです。

 

この2つってキングタムでは初めて出た情報だったわけですが、

それを聞いただけでは実態がつかめないんですよね。

つまりモヤモヤしてしまうんです。

 

そしてモヤモヤすると人間はその穴を埋めたくて

仕方なくなるんですが、要は

「続きが気になって早く読みたい!!」

って状態になってしまうわけです。

 

キングタム読んでいれば気づくと思いますが、

作中ではちょいちょいこのテクニックが使われています。

 

というか人気が出るようなマンガって、

そういう読者を引き付ける手法がうまいですよね。

 

ま、テクニックって言ってしまうとちょっとやらしいですが、

たぶん漫画家の人たちはテクニックとして使っているというより、

そうやってモヤモヤさせた方が、

作品が面白くなるし、読者も喜んでくれるだろうからってことで、

使ってるんだと思います。

 

あくまでそういうビジネス的なものの見方、

フィルターもあるよって話です。

 

でもそういう視点でマンガを読むと、

マンガから学べることが増えて、

さらに人生楽しくなるんじゃないかなぁと思います。

 

というわけで今日は以上です。

 

ありがとうございました!