脳が仕掛ける魔のトラップ

人間の脳には、因果関係のないところに

勝手に因果関係をつくってしまうという恐ろしい機能があります。

 

何が恐ろしいのかって言うと、

たとえば仕事をしていてうまくいかないことがあったとしますね。

 

すると脳は勝手にこう考えます。

 

「仕事の大事な場面で失敗したのは、

過去に大学受験で失敗したからだ!

 

あのとき第一志望の大学に入れていれば、

きっと司法試験も合格できて、

今頃はこんな会社でなく

弁護士事務所で働いていたはずなんだ!

 

それなのに大学に落ちて、

何度も受験したのに司法試験も通らず、

結局弁護士になるのをあきらめて

今ではやりたくない仕事をやっている・・・

 

すべてはあのとき大学に落ちたからだ!!!」

 

って脳は目の前のネガティブな状況と

過去の出来事を勝手に結びつけて考えてしまうんですね。

 

上記の思考パターンはあくまで例えで、

人によって何と何を結びつけるかはもちろん違いますけどね。

 

 

で、この思考ってエネルギー値を下げるんですよ。かなり。

 

そしてエネルギーがこのネガティブ思考にどんどん食われていくと、

だんだんと冷静で理性的な思考もできなくなっていくので、

さらに感情的になり、バットな状況になっていくってわけです。

 

由々しいですよね。笑

 

しかも、この因果関係を勝手につくってしまう思考って、

自分の調子がいいときにも勝手に発動してしまうことがあるんでね。

 

「最近やっちゃ調子いいな!

 

いや、でも待てよ。

 

大学受験ときだって今みたいに調子良かったけど、

でも結果受験に落ちたんだよな・・・

 

おれって結局はそういう人間なんだよ。

 

肝心なところでこけるんだ。

 

だから今調子よくたってどうせまた失敗するんだ・・・」

 

みたいにね、

勝手に発動して自分のセルフイメージを下げにくるんですよ。

 

もう戦々恐々ですよ。笑

 

しかーしですよ!

 

この恐ろしい思考トラップを回避する方法があります。

 

これにはある脳内物質を利用します。

 

それは――「ドーパミン」です。

 

実はドーパミンを脳内に発生させることで、

この魔の思考トラップを回避することができるのです。

 

じゃあどうやってドーパミンを出せばいいのって話ですが、

 

ドーパミンを出すのに最もいい方法は、

「誰かの幸せの祈る」

「エネルギーが高い状態のときを思い出す」

「自分の志を思い出す」

ということです。

 

そうやってドーパミンを発生することで、

勝手に因果関係をつくるという恐ろしい思考は

強制終了してくれるのです。

 

ちなみにステージが高い人というのは、

このドーパミンの使い方がうまかったりします。

 

「誰かの幸せを祈る」とかだったら

結構かんたんにできるんじゃないかなと思うので、

魔のトラップにはまりそうになったら、

ぜひ試してみてくださいね。

 

というわけで今日は以上です!

 

ありがとうございました!