キングダム516話「陥落の武器」を読んでの感想とか

今回でとうとう王翦の秘策が明らかになりましたね。

 

最初は秦が不利な戦を仕掛けてたわけで、

僕も秦側を応援していたわけなんですが、

王翦の策が明らかになって、

だんだん風向きが変わってくると

今度は趙を応援したい気持ちになってきました。笑

 

スポーツの試合とかでも

負けてる方とかピンチな方を応援したくなんですが、

たぶんそんな感じです。

 

史実を考えれば

趙が秦に負けることは決まっているわけですが、

それを持ち出すのはちょっと野暮だと思うので、

そんなのは気にせずストーリーに没頭しています。笑

 

 

で、今回読んでいて感じたことが2つあるんですね。

 

まずは鄴の城主が人間味にあふれる

めっちゃいい人って感じだったじゃないですか。

 

お人好しというか、おめでたいというか。

 

僕としてはああいうおっちゃん好きですけどね。

 

でもあの城主が来るだけ難民を受けれるから、

今回の王翦の策が成功にむかってしまうわけですよね。

 

で、一方の邯鄲の方なんですが、

鄴の城主と打って変わって、

自分のことしか考えてない方がいましたよね。

 

ショタ王こと趙王、悼襄王さん。笑

 

もしかしてこの二人のポジションが

逆だったら王翦負けてたんじゃないかって

思うわけですよ。

 

趙王とか難民が大量に来ても、

無制限に受け入れなそうじゃないですか。

 

国の礎は民じゃなくて自分って思ってるタイプですよあれ。

 

だからもしあの趙王みたいな人間が

鄴の城主だったら王翦の秘策は

成立しなかったんじゃないかなって思ったわけですよ。

 

そしてあのお人好しの鄴の城主が趙王だったら

素直に李牧の進言を聞いてそうじゃないですか。

 

あの王様ってたぶん李牧という優秀な軍師が

読者の期待を裏切らないまま敗北するための礎になると思うんですよね。

 

国の礎じゃなくて。笑

 

まあそんなことを考えたわけです。

 

そしてもう一つ。

 

今回何度か出てきた「ピク」って描写について。

 

何気なく出てきますけど、

あの「ピク」はかなりの情報量を含んでますからね。

 

まず今回ピクッた人、そう鄴の城主さん。笑

 

穀物庫がどんどんカラになっていく状況に

ピクッとしたわけですが、

もうあれって内心ヤバいって思ってるってことですよね。

 

民は国の礎だから大事にするっていう

自分の信念というか自分ルールを大事にしているわけですが、

邯鄲の盾としての鄴を預かる身としては

兵糧の大量消費は避けたいところです。

 

要するに城主としての責務と自分ルールに

がんじがらめになって苦しい状況になっている

そんなことがあの「ピク」から読み取れます。

 

 

あとピクった人、舜水樹ーーはまあいいや。笑

 

長くなったんで今回はこのへんで!

 

では、ありがとうございました!