完璧主義を捨ててみる

こんにちは、マシューです。

 

僕は昔からけっこう真面目な性格だったので、

そのせいもあってかちょっと完璧主義な気質がありました。

 

たとえば、大学の受験勉強しているときも、

参考書を最初のページから順々にやっていって、

その勉強したページを完璧にしないと先に進まない、

あるいは先に進んでもすぐに前のページに戻って復習する、

復習して完璧にしないと落ち着かないし、自分を許せない

そんなスタンスで勉強していました。

 

完璧主義というかもう単に要領が悪かったと言えますね。笑

 

まあとにかく自分で自分を苦しくするような勉強法をとっていました。

 

でも、受験勉強の期間は限られていますし、

複数の科目を勉強しないといけないわけですから、

当然そんなやり方で勉強していても

思うように成績は上がらないわけですよ。

 

言うなれば、完璧を目指すほどに完璧から遠のいている感じでした。

 

 

それで月日は流れまして、

僕はある衝撃的な理論に出会います。

 

それは僕の偏屈な完璧主義が

どれほど愚かであったかを痛感するとともに、

同時に、この理論をしっていたらどれだけ受験が楽だっったろうか、

と目からウロコの話でした。

 

その理論というのは脳科学的な視点に基づいて

どう勉強したら脳にとって効率がいいか

ということを教えてくれたのです。

 

それが「ゲシュタルトの穴」理論です。

 

いや、せれが正式な名称というわけじゃないそうなんですが、

僕にこれを教えてくれたある起業家の方がそう呼んでいたので、

僕もそれをまねして呼んでます。笑

 

ゲシュタルトの穴というのが

一体どんなものなのかというと、それは、

人間の脳は情報に穴があった方が記憶しやすく、

また同時その情報の穴を埋めたくなる

というものなんですね。

 

いやなんのこっちゃって話ですよね。笑

 

これを語るのにいい例があります。

 

それは万里の長城です。

 

その昔、万里の長城を人の手で作ろうとした際に、

ある工夫がなされました。

 

その工夫というのは、

万里の長城を作る人間のモチベーションを上手に高めて、

効率よく万里の長城を建築していくためになされたものでした。

 

で、その工夫というのが、

万里の長城を端から順々に作るのでなく、

飛び飛びで作って、早い段階で全体像が見えるようにする

というものだったのです。

 

一つの城のかたまりの少し離れたところに別のかたまりを作る。

 

そうすると間は穴だらけだけれども、

ぼんやりと全体像は出来上がります。

 

そうすると不思議なことに、

人はその穴を埋めたくなるのです。

 

なのであれだけ巨大な建築物でも、

人々の心が折れることなく、

効率的につくることができたそうです。

 

これがゲシュタルトの穴理論を活用した実例です。

 

そして先に出した受験の話にこれを応用すると、

たとえばある参考書を勉強するときも、

目次とか読んでとりあえず興味ある単元から勉強してしまうんです。

 

順番に最初からやるんじゃなくて、

それこそ飛び飛びでいいから。

 

そうやるうちになんとなく

その参考書の全体像を把握してきます。

 

するとそれまで飛ばしてきたページもちゃんと勉強したくなるんですね。

 

なぜなら人の脳は全体像が出来上がっているときに、

そこに穴があると埋めたくて仕方がなくなるからです。

 

もう1つ、たとえば英単語なんかも、

「philosophy」と書いてあるものより、

「phil----phy」と書いてある方がより記憶しやすいです。

 

情報の濃淡をつける、と言いますが、

自分で単語カードなんかつくるときに、

こうやってわざと情報に穴を開けておくと、

効率的に記憶していくことができます。

 

 

もちろんこれは受験勉強だけでなく、

その他多くのことに応用できるものですよ。

 

なんせ人間の脳の仕組みを利用したものですからね。

 

というわけで今日は時間なのでここまで!

 

ありがとうございました!!