潜在意識に棲む怪物

こんにちは、マシューです。

 

生きているとめっちゃ不思議なことがあります。

 

これから事業が大きく飛躍するか、

それともダメになるかという重大な局面を迎えているときというのは、

自分の精神が高いところで統一されていて、

リラックスし過ぎず、かと言って緊張もし過ぎず、

とてもいい集中力を発揮できていたりします。

 

でもそんなほどよい緊張感の中にいる際に、

突然、実家の母親から電話がかかってきたりすんですね。

 

というか、かかってきました。

 

電話の内容はシンプルで、

「明日、お父さんと東京いくからお昼一緒に食べよう」

ってことでした。

 

 

いや、全然いい。

 

忙しいけどお昼食べるくらいの時間なら作れる。

 

 

ただ、僕の頭によぎったのはある言葉だったのです。

 

ホメオスタシスーーー!!!」

 

 

ホメオスタシスというのは、

日本語で言うと「恒常性」というもので、

簡単にゆうと、

「変化したくないから昨日までと同じ状態に戻そう」

とする力のことです。

 

 

目の前に何か大きなチャンスがあって、

それを掴めば人生が大きく変化するというときに、

急に体調が悪くなったりして、

そのチャンスを逃してしまう。

 

自分のエネルギーがいい感じに高まっていて、

これからステージが一気に上るぞというときに、

昔の恋人や友人から久しぶりに電話がきて、

話している内に昔の自分に戻ってしまい、

せっかく高まったエネルギーが発散してしまう。

 

 

それらの裏で糸を引いている黒幕は「ホメオスタシス」です。

 

やつは僕たちがこれから成長、変化していくぞってときに

そうはさせまいと逆方向に僕たちを引っ張るんですよ。

 

で、その力に負けると結果昨日までと同じ自分に落ち着いてしまう、と。

 

 

そもそもなんでホメオスタシスなんて機能が人間に備わっているのかというと、

人間がまだ狩りをして生活していた頃に話は遡ります。

 

狩猟民族だったころは今と違って危険がいっぱいでした。

 

発見した洞穴に勇気を出して飛び込んだら天敵と遭遇して

食べられてしまったとか、

新しい食材を見つけて食べてみたら毒があって死んじゃったとか、

新しい土地にいったら別の種族と揉めて殺されたとか。

 

とにかく変化を求めたり、新しいことをすると、

文字通り命の危険がともなったわけです。

 

そこで人はDNAレベルでそういった

「チャレンジ」を避けるようになったのです。

その機能がホメオスタシスなんですね。

 

だから、顕在意識では変化したい、成長したいと思っても

潜在意識はそれにブレーキをかけます。

 

昨日までもちゃんと生きてこれたんだから

わざわざ変化しなくていいじゃん。

 

上手くいく保証がないことはするべきじゃないぞ。

 

というふうに。

 

 

それで面白いのは、そういうホメオスタシスって

自分にだけ働くのでなく、

他者に対しても働くってことです。

 

自分が変化しようとするときに、

タイミングをはかったかのように昔の恋人から電話かかったくるのもそうですし、

独立しようとしたときに、

会社の同僚に反対されるのもホメオスタシスの一種だったりします。

 

 

なので、そういう存在とは一時でも距離を置いたほうが得策です。

 

それにステージも上がればそういう人から影響を受けなくなります。

 

 

ホメオスタシスっていう機能が働いているんだってわかるだけでも、

自分のことをうまくコントロールできるはずですよ。

 

(ちなみに体温調節とかもホメオスタシスの力なので、

なきゃないで困るんですけどね!)

 

というわけで今日はこのへんで!

 

ありがとうございました!!