ダース・ベイダーのリトマス試験紙

仕事、ビジネスは循環が基本です。

 

自分がまずエネルギー(価値)を提供して、

そのエネルギーが世の中を循環してくることで、

例えばお金だったり、アイディアだったり、人との出会いだったり

といった形で自分に返ってきます。

 

これが、循環じゃなくて、

人からエネルギーを奪っていく状態になっている人は、

ダークサイドに堕ちてしまっている人です。

 

あ、ダークサイドって表現は一般的な用語ってわけじゃないですが、

イメージとしてわかりやすいのでここでは使ってます。

 

ダークサイドに堕ちる、

というのは映画スターウォーズに登場する

アナキン・スカイウォーカー

闇の力に飲み込まれてダース・ベイダーになってしまう

とこを想像してもらえればわかりやすいです。

 

ビジネスでいうと、

人からエネルギーを奪っていく状態になるんですが、

もっと具体的にいうとそれは、

相手のことを考えてビジネスをするのでなく、

自分の利益だけを追求した自分本位のビジネスをしている状態です。

 

そもそもどうして

人はダークサイドに堕ちてしまうのか

ですが、

これの主な原因となるのが、

「承認欲求・支配欲求・愛情欲求

です。

 

簡単に言えば、

「もっと人に認められたい!

チヤホヤされたい!

愛されたい!」

という感情がマイナスに働くことで、

人からエネルギーを奪うことになってしまうわけです。

 

アナキンもそうでした。

師匠であるオビワンに認められたい

という思いが強いが故に、

シス(敵の親玉でダークサイドそのものみたいなやつ)

に付け込まれてしまいました。

 

その際とくにダークサイドに引き込まれるきっかけというか、

決定打になったのが、

「未来に対しての恐怖」です。

 

アナキンは恋人が命を落とす夢を見ました。

 

そんな未来が実現しちゃうんじゃないか。

 

はじめはアナキンの中で光と闇の葛藤があったのですが、

その恐怖と恐怖を利用してダークサイドに引き込もうとするシスの策謀により、

とうとうアナキンはダークサイドに堕ちることとなったのです。

 

ダークサイドに堕ちることと、

堕ちたるとどうなるか、

というイメージはなんとなく伝わりましたでしょうか?

 

 

今回話そうと思ったのは、

自分がダークサイドに堕ちているかどうかを判別する方法です。

 

誰でもダース・ベイダーになる可能性があるわけで、

自分がそうなったときに自覚することができれば、

ダークサイドから脱するきっかけになるはずです。

 

そんなわけで自分がダース・ベイダーになっているかどうかを

判別する方法ですが、

結論から言うとそれは、

「スキマが残っているかどうか」

です。

 

スキマというのは、

「現在の自分を疑う余地」です。

 

今の自分の考え方や価値観というのは、

あくまで今のパラダイムの自分が持っているものであり、

パラダイムが変われば、

つまりパラダイムシフトが起これば、

その考え方や価値観も変わる可能性があるんだ、

というある種の余裕を自分に残せている状態が、

スキマが残っている状態です。

 

ダークサイドに堕ちた人というのは

妙な自信に溢れていて、

自分は他人から学ぶことはもうこれ以上ないんだ、

自分のやっていること、持っている考え方がすべて正しいんだ、

という思考に支配されています。

 

悪い意味で調子に乗っちゃってます。

 

自分が変化の途上にいることを忘れちゃっているのです。

 

知識ということに焦点を当ててみると、

人が勉強する中で知っていくのは、

単に知識だけではありません。

 

知識を持てば持つほど同時膨らむものがあります。

 

それが「無知の知」です。

 

つまり「自分が知らないことがまだある」ということを知っていることですね。

 

風船に例えるとわかりやすいです。

 

空気を入れると風船は膨らみます。

 

このとき風船の内側が「自分の知っていること」

外側が「自分の知らないこと」です。

で、空気が知識としましょう。

 

知識を入れれば入れるほど、

もちろん自分の知っていることは増えますが、

このとき風船が膨らみその表面の面積も広がっていきます。

 

そとの空気(自分の知らないこと)と接してる風船の表面が、

無知の知」領域です。

 

学べば学ぶほど、

つまり空気を入れれば入れるほど、

風船は膨らみますが

同時に無知の知の領域も増えるわけです。

 

しかしダークサイドに堕ちた人は、

無知の知を持ちません。

 

ここも自分がダース・ベイダーになってるかどうかを

見分けるポイントですね。

 

無知の知というスキマが残っているかどうか、です。

 

 

というわけで今日はここまでです。

 

ありがとうございました!