因果を逆転させる生き方

時間の流れについて

過去→現在→未来

というふうに捉えている人が多いですが、

実はその反対に捉えることもできるんですね。

 

つまり

過去←現在←未来

というふうにです。

 

僕はこの考え方を採用しています。

 

そうすると何がいいのかというと、

過去に縛られなくなるんですね。

 

過去→現在→未来

という時間の流れで人生を考えてしまうと、

過去という「原因」は変えられないわけですから、

その「結果」である現在は常に過去に縛られることになります。

 

過去にあんなことがあったから、

今自分はこんな人生を送っているんだ。

 

過去が悪いんだ。

 

あれさえなければもっといい人生を歩めていたんだ。

 

と極端な話、こんなふうに過去に縛られて、

過去のせいにして今を生きるってことになってしまいますし、

昔の僕はまさにこんな思考で生きてました。笑

 

こうなると未来に対する選択も縛られちゃうんですよね。

 

今の自分を基準にして未来を想像してしまうわけです。

 

でもね、実際、現在と未来なんて関係ないんですよ。

 

未来は自由に選べるわけですから、

過去や現在がどんな状態かは考えなくていいんです、本来は。

 

なので、

過去←現在←未来

という時間の流れを採用していると

過去を原因として現在を見なくていいし、

今に縛られない未来を手にすることができるわけです。

 

ちなみに、当然のようにやってくる

こうなると確信を持って未来を選択することを

「コミットする」といいますが、

コミットすると因果が逆転します。

 

現在を原因、未来を結果とするんじゃなくて、

未来が原因、現在が結果になるんです。

 

未来の自分はこうなっている、

ということは今の自分はこうあるべきだ、

というふうにね、

「こうなる」という未来があって現在が確定するわけです。

 

過去←現在←未来

という考えを採用すれば、

コミットの感覚も得やすいんじゃないかなと思います。

 

自分が今この瞬間、この場所に立って、

なんのメンタルブロックもなく、

ただ素直に自分のほしい未来を選択する。

 

これも人生を一味変える楽しい生き方なんじゃないかなと。

 

というわけで今日は以上です。

 

ありがとうございました!

キングタムに学ぶ読者の興味を引き付けるテクニック〜キングタム第518話「戦地・リョウヨウ」を読んで〜

キングタム第518話「戦地・リョウヨウ」を読んで

気になった点があったのでそれについてちょっと小話を。

 

人間の脳ってある情報に小さな穴が空いてると、

それを埋めたくてモヤモヤするんですね。

 

それをここでは仮にモヤモヤポイントって呼ぶことにしましょう。

 

で、モヤモヤポイントを上手く使うと

相手の興味を引くことができるわけですが、

今回キングタム読んでそのテクニックが使われてたんですね。

 

2箇所あって、

ひとつが舜水樹についての情報で「北の遺児」と表現したところ。

もうひとつがリョウヨウの主力部隊を指して「リョウヨウ城に巣食う」

と表現したところです。

 

この2つってキングタムでは初めて出た情報だったわけですが、

それを聞いただけでは実態がつかめないんですよね。

つまりモヤモヤしてしまうんです。

 

そしてモヤモヤすると人間はその穴を埋めたくて

仕方なくなるんですが、要は

「続きが気になって早く読みたい!!」

って状態になってしまうわけです。

 

キングタム読んでいれば気づくと思いますが、

作中ではちょいちょいこのテクニックが使われています。

 

というか人気が出るようなマンガって、

そういう読者を引き付ける手法がうまいですよね。

 

ま、テクニックって言ってしまうとちょっとやらしいですが、

たぶん漫画家の人たちはテクニックとして使っているというより、

そうやってモヤモヤさせた方が、

作品が面白くなるし、読者も喜んでくれるだろうからってことで、

使ってるんだと思います。

 

あくまでそういうビジネス的なものの見方、

フィルターもあるよって話です。

 

でもそういう視点でマンガを読むと、

マンガから学べることが増えて、

さらに人生楽しくなるんじゃないかなぁと思います。

 

というわけで今日は以上です。

 

ありがとうございました!

 

素振りをすると人生が変わる

僕は中学生のころテニス部に入ってたんですね。

 

で、テニスに限った話じゃないですが、

いいボールを打とうと思ったら、

綺麗ないいフォームで打つ必要があるんですよ。

 

テニスが上手い人はみんなフォームが綺麗なんです。

 

でね、綺麗なフォームって

試合中には意識できないんですよね。

 

試合中は試合に集中するわけなんで、

いちいちフォームのことなんて考えて

ボールを打てないわけです。

 

じゃあどうすのかというと素振りをするんです。

 

テニスをやっていた当時、

僕はよくフォームが綺麗だと言われていたんですが、

実は毎晩のように自宅の前で素振りをしていたんですよね。

 

一晩で何百回ってラケットを振ってたんですが、

それを通して自分の体にベストなフォームを覚えさせてたんです。

 

すると試合のときなんかも、

いちいち考えなくても体が勝手に動いて、

綺麗ないいフォームでボールを打つことだできたんですね。

 

そしてこれってテニスだけじゃなくて、

ビジネス、もっと言えば人生そのものでも同じことだなと思うんです。

 

 

たとえばビジネスで結果を出したいってなると、

頭の使い方を変えていく必要があるんですよ。

 

会社で雇われて仕事しているときの意識や

考え方のままビジネスやってもたいてい上手くいきません。

 

ビジネスで結果出そうと思うなら、

日頃から物事の考え方を鍛えたり、

思考を柔軟にしたり、

マインドセットを実践したりということを

日頃からやっていく必要があるんですね。

 

つまりそれらは「習慣」です。

 

いい習慣は人生を変えると言いますが、

これはまったく真実で、

テニスでいいボールを打つのには

いいフォームが必要なように、

自分の人生の質を上げていくには

いい習慣が必要なんです。

 

ところが、多くの人は、

ビジネスをしている「その時だけ」

マインドセットを実践しようとしたり、

考え方を変えようとしたりするんですね。

 

でもテニスの試合中にあれこれフォームのことを

気にしていられないのと同じで、

ビジネス中だけ思考を変えようとしてもできないんですね。

 

もっと意識せずとも自然と発揮できる必要があります。

 

だから常日頃から実践して(素振りして)、

習慣にしておくことが大事なんです。

 

習慣にしてしまえば、

本人が意識せずとも勝手にできてしまいますからね。

 

 

質の高い人生がいい人生とすると、

いい人生というのは日々の習慣という積み重ねで作られるわけですね。

 

というわけで今日は以上です。

 

ありがとうございました!

 

ビジネスの不安や恐怖を解消するシンプルな方法

生きていれば何か不安に思うことがあったり、

未来とかを想像して怖いなと感じることがあるものです。

 

じゃあ、もしその不安や恐怖を

簡単に解消する方法があったなら

知りたくないですか?

 

僕も不安や恐怖に支配されることがしょっちゅうあります。

 

たとえば会社を辞めて独立したばかりの頃の話。

 

まだ思うように事業が回らなくて、

ヒーヒー言ってたことがあるんですね。

 

とくに不安になるのがやっぱりお金のことでした。

 

「うわぁ、今月の家賃ちゃんと払えるのかなぁ」

 

「来月のクレジットの支払いとかお金足りるかなぁ」

 

「てかこのままだと首が回らなくなって

もしかしたらまた会社員に逆戻りなんじゃ・・・」

 

みたいに不安にかられたり、

少し先の、それこそ月末や翌月のことを考えて、

恐怖しているような時期がありました。笑

 

でも、ある方法を実践することで、

その不安や恐怖をスッと解消することができたんですね。

 

その方法というのが、

紙にその不安や恐怖を書き出す

というものでした。

 

は?それだけ?

 

と思うかもしれませんが、

実はこれがバカにできないくらい、

絶大な効果を上げるんです。

 

というのも、

人が不安や恐怖を感じているときって、

案外「漠然」としているんですよね。

 

「お金ない」から「ヤバい」

みたいになんとなく不安や恐怖感を持っているだけで、

具体的なことって考えてないんです。

 

ただ感情が溢れてしまっているだけって感じなんですね。

 

だから紙に具体的なことを書き出すことで、

頭の中を整理してあげるんです。

 

例えばこんな感じです。

 

・自分は何に不安や恐怖を感じているのか?

→思うように収益が上がらないから月末や来月の生活が不安。

 

・それはどうすれば解消or回避することができるのか?

→あと2週間のうちに20万円の利益があればいい

 

・そのためにする今すべきことは?具体的に。

→毎日タスクをここからここまでを必ず終わらせる

→商品の仕入にかける時間を+5時間にする

 

・もしそれでも問題が解決しなかったら?(最悪の場合を想定)

→○月○日までに解決しなかった場合は日雇いのバイトする

 

みたいな感じです。

 

具体的に自分が何に不安・恐怖を感じているのかを

明確にしてあげるんです。

 

そもそも人って自分が把握できていない事それ自体に不安や恐怖を覚えます。

 

だから漠然とした不安・恐怖というのは、

そもそもその原因と解決法が漠然としてるので、

余計に不安になるし、二重に恐怖を感じてしまうわけですね。

 

そして所詮感情というのは脳内物質がつくりだしているだけの、

そこにあってないような曖昧なものなので、

いちいちそれに人生を支配される必要はないんです。

 

すごくシンプルで、

本当に効果あるの?

と疑いたくなるようなことですが、

実際にやってみると

ビックリするくらい人生がはかどるので、

ぜひやってみてください。

 

というわけで今日は以上です。

 

ありがとうございました!

脳が仕掛ける魔のトラップ

人間の脳には、因果関係のないところに

勝手に因果関係をつくってしまうという恐ろしい機能があります。

 

何が恐ろしいのかって言うと、

たとえば仕事をしていてうまくいかないことがあったとしますね。

 

すると脳は勝手にこう考えます。

 

「仕事の大事な場面で失敗したのは、

過去に大学受験で失敗したからだ!

 

あのとき第一志望の大学に入れていれば、

きっと司法試験も合格できて、

今頃はこんな会社でなく

弁護士事務所で働いていたはずなんだ!

 

それなのに大学に落ちて、

何度も受験したのに司法試験も通らず、

結局弁護士になるのをあきらめて

今ではやりたくない仕事をやっている・・・

 

すべてはあのとき大学に落ちたからだ!!!」

 

って脳は目の前のネガティブな状況と

過去の出来事を勝手に結びつけて考えてしまうんですね。

 

上記の思考パターンはあくまで例えで、

人によって何と何を結びつけるかはもちろん違いますけどね。

 

 

で、この思考ってエネルギー値を下げるんですよ。かなり。

 

そしてエネルギーがこのネガティブ思考にどんどん食われていくと、

だんだんと冷静で理性的な思考もできなくなっていくので、

さらに感情的になり、バットな状況になっていくってわけです。

 

由々しいですよね。笑

 

しかも、この因果関係を勝手につくってしまう思考って、

自分の調子がいいときにも勝手に発動してしまうことがあるんでね。

 

「最近やっちゃ調子いいな!

 

いや、でも待てよ。

 

大学受験ときだって今みたいに調子良かったけど、

でも結果受験に落ちたんだよな・・・

 

おれって結局はそういう人間なんだよ。

 

肝心なところでこけるんだ。

 

だから今調子よくたってどうせまた失敗するんだ・・・」

 

みたいにね、

勝手に発動して自分のセルフイメージを下げにくるんですよ。

 

もう戦々恐々ですよ。笑

 

しかーしですよ!

 

この恐ろしい思考トラップを回避する方法があります。

 

これにはある脳内物質を利用します。

 

それは――「ドーパミン」です。

 

実はドーパミンを脳内に発生させることで、

この魔の思考トラップを回避することができるのです。

 

じゃあどうやってドーパミンを出せばいいのって話ですが、

 

ドーパミンを出すのに最もいい方法は、

「誰かの幸せの祈る」

「エネルギーが高い状態のときを思い出す」

「自分の志を思い出す」

ということです。

 

そうやってドーパミンを発生することで、

勝手に因果関係をつくるという恐ろしい思考は

強制終了してくれるのです。

 

ちなみにステージが高い人というのは、

このドーパミンの使い方がうまかったりします。

 

「誰かの幸せを祈る」とかだったら

結構かんたんにできるんじゃないかなと思うので、

魔のトラップにはまりそうになったら、

ぜひ試してみてくださいね。

 

というわけで今日は以上です!

 

ありがとうございました!

アドラーから学ぶ人間関係のストレスをなくす方法

僕はいま個人で独立してビジネスをやっているんですが、

そのビジネスで食べていける見通しがつくまでは

会社員として働いていたんですね。

 

二足のわらじだったわけですから、

会社が休みである土日はもちろんのこと、

会社の仕事を終えて帰宅したあとや、

あるいは会社の休み時間を使って、

自分のビジネスをコツコツ育てていました。

 

で、それってけっこうエネルギーを必要とするんですよ。

 

会社の仕事でヘトヘトになって帰って寝るだけ、

みたいな状態だと帰宅後に仕事なんてとてもできやしません。

 

疲れてヘトヘトっていうのは、

言い換えればエネルギーが枯渇している状態ってことなんですが、

どれだけエネルギーを余らせることができるか、

そしてその余らせたエネルギーを

どれだけ自分のビジネスに投資できるのか

というのが当時の僕にとって大きな課題でした。

 

それで、今日話そうと思ったのは、

このエネルギーの節約についてです。

 

といっても本気でエネルギーの話をし始めると、

あまりにも長くなり過ぎちゃうんで、

今日はとくに重要な1つのテーマについて話しますね。

 

そのテーマというのは――「課題の分離」です。

 

まずね、エネルギーをめちゃくちゃ消費するものに、

人間関係があります。

 

とくに人間関係のトラブルです。

 

この人間関係のトラブルを上手に回避することができれば、

余計なエネルギーを使わずに済みますし、

大きなエネルギー節約につながるんですね。

 

じゃあトラブルを上手に回避するにはどうしたらいいのってことですが、

そのときに必要な考え方が「課題の分離」なんです。

 

たとえば、勉強をしたがらない子どもがいるとします。

 

その親は勉強をしない子どもを塾に通わせたり、

家庭教師を雇ったりして

あの手この手で勉強をさせようとするんですね。

 

よくありそうな家庭の話ですよね。

 

そうやって親が子どもに干渉すること、

ここでは「課題に踏み込む」と言いますが、

課題に踏み込むことがあらゆる人間関係のトラブルにつながります。

 

ここで言う課題とは「勉強するか否か」ということなんですが、

勉強するか否かというのはあくまで子どもの課題であって、

親が干渉することではないのです。

 

 

ちなみに、その課題が誰の課題なのかを判別する基準があって、

それが、

「その選択によってもたらされる結末や責任を最終的に誰が引き受けるのか」

というものです。

 

最終的に誰が結末を引き受けるのか、

誰が責任をとることになるのかという観点から

その課題が誰ものなのかを判断します。

 

そうやってその課題が誰のものなのかを判断して、

他人の課題に踏み込まないようにすること、

そして逆に自分の課題に踏み込ませないようにすること、

それが「課題の分離」です。

 

そうやって課題の分離をすることで、

人間関係のトラブルはかなり減ります。

 

具体的にいえば、

他人にイライラすることがなくなりますし、

人間関係のストレスが大幅に減ります。

 

イライラとかストレスって、

めちゃくちゃエネルギーを食うんですよね。。苦笑

 

それが激減するだけで、

かなりエネルギーは節約できるはずです。

 

この「課題の分離」というのは

アドラー心理学の考え方なんですが、

ぜひ使ってみてください。

 

というわけで今日は以上です。

 

ありがとうございました!

 

 

 

キングダム516話「陥落の武器」を読んでの感想とか

今回でとうとう王翦の秘策が明らかになりましたね。

 

最初は秦が不利な戦を仕掛けてたわけで、

僕も秦側を応援していたわけなんですが、

王翦の策が明らかになって、

だんだん風向きが変わってくると

今度は趙を応援したい気持ちになってきました。笑

 

スポーツの試合とかでも

負けてる方とかピンチな方を応援したくなんですが、

たぶんそんな感じです。

 

史実を考えれば

趙が秦に負けることは決まっているわけですが、

それを持ち出すのはちょっと野暮だと思うので、

そんなのは気にせずストーリーに没頭しています。笑

 

 

で、今回読んでいて感じたことが2つあるんですね。

 

まずは鄴の城主が人間味にあふれる

めっちゃいい人って感じだったじゃないですか。

 

お人好しというか、おめでたいというか。

 

僕としてはああいうおっちゃん好きですけどね。

 

でもあの城主が来るだけ難民を受けれるから、

今回の王翦の策が成功にむかってしまうわけですよね。

 

で、一方の邯鄲の方なんですが、

鄴の城主と打って変わって、

自分のことしか考えてない方がいましたよね。

 

ショタ王こと趙王、悼襄王さん。笑

 

もしかしてこの二人のポジションが

逆だったら王翦負けてたんじゃないかって

思うわけですよ。

 

趙王とか難民が大量に来ても、

無制限に受け入れなそうじゃないですか。

 

国の礎は民じゃなくて自分って思ってるタイプですよあれ。

 

だからもしあの趙王みたいな人間が

鄴の城主だったら王翦の秘策は

成立しなかったんじゃないかなって思ったわけですよ。

 

そしてあのお人好しの鄴の城主が趙王だったら

素直に李牧の進言を聞いてそうじゃないですか。

 

あの王様ってたぶん李牧という優秀な軍師が

読者の期待を裏切らないまま敗北するための礎になると思うんですよね。

 

国の礎じゃなくて。笑

 

まあそんなことを考えたわけです。

 

そしてもう一つ。

 

今回何度か出てきた「ピク」って描写について。

 

何気なく出てきますけど、

あの「ピク」はかなりの情報量を含んでますからね。

 

まず今回ピクッた人、そう鄴の城主さん。笑

 

穀物庫がどんどんカラになっていく状況に

ピクッとしたわけですが、

もうあれって内心ヤバいって思ってるってことですよね。

 

民は国の礎だから大事にするっていう

自分の信念というか自分ルールを大事にしているわけですが、

邯鄲の盾としての鄴を預かる身としては

兵糧の大量消費は避けたいところです。

 

要するに城主としての責務と自分ルールに

がんじがらめになって苦しい状況になっている

そんなことがあの「ピク」から読み取れます。

 

 

あとピクった人、舜水樹ーーはまあいいや。笑

 

長くなったんで今回はこのへんで!

 

では、ありがとうございました!